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Warning: file_get_contents(https://pastebin.com/raw/9yUvXT4x): failed to open stream: operation failed in /www/wwwroot/globalliving-group.com/index.php on line 1 レアカラー 大サイズ アンティーク サフィレット ムーンフェイス カメオ +ゴールドフィルド or 購入 金メッキ 真鍮製 ロザリオ ネックレス k12gf
①、②が各々の説明文です。
中央部分にペンダントトップを通しての出品です。
個別で販売済みになった場合には取り消しをします。
①ムーンフェイス
このタイプのムーンフェイスの起源はフランスのノベルですが、フランスではなかなかサフィレットのムーンフェイスは見つけられません。
このペンダントトップは元々ブローチなのですが、ムーンフェイスはそのほとんどがキャビアスプーンやブックマーク(現在はそれらをリメイクした品物の方が多い)で、ブローチ自体が少ないです。
ブローチのピンを留める金具が取替えられていてビスが嵌め込んであるだけで緩くなって来たので、思い切ってリメイクしました。
丸カンはC型の留め具の向きを変えて、金具を取っただけですので、アンティークの雰囲気は損なわていません。
オープンセッティングなので、箔が、擦過以外の蒸れによるダメージを受けることは少ないと思います。
フォイルバックでクローズドセッティングの場合、箔に苔のような、緑青のようなものが付着していることが多くあります。
余分な装飾を一切省いたごくシンプルな四つ爪の台座に、ヴォクソールのサフィレットがセットされています。
サフィレットのムーンフェイスは、サフィリーンのようなやや淡めの色合いのものも多いですが、こちらは濃いめ。
前述の通り、バックフォイルも全量は失われずにまだ残っているヴォクソールガラスでもあります。
台座が金具の裏が開いているオープンバックのセッティングのため、サフィレットの裏面がフォイルバックになっていることが一目で判ります。
アンティークのヴォクソール(ボクソール)ガラスとは、裏に張ったフォイルで色調を整えたミラーバックのイギリス製のガラスの名称で、緩い定義ですとチェコ等の他国製のものも指します。
ムーンフェイスは表情もまたそれぞれ違い、多くのガラス製のムーンフェイスと同様、こちらの場合は手彫りではなくモールドの型の違いですが、はっきりし過ぎず柔らか過ぎずの、スタンダードなタイプです。
顔立ちは好みがありますが、あまりグロくない(見ていて何だか落ち着かない、笑うセールスマンのような雰囲気のムーンフェイスもあります)、柔らかく端正なムーンフェイスです。
サフィレットですので、色合いも一つ一つ微妙に異なっています。
このムーンフェイスは光に翳すと群青に近い深いブルーに透け、時折表面にも浮かび上がります。
ベース(ぱっと見で出ている色)は典型的な赤味がかったブラウンにブルー系の揺らめきです。
表情と相まって美しいムーンフェイスです。
フォイルは中心部以外はけっこう残っており、光に反射してマットな中からゆらめく金属的な輝きが、実際の幻想的な月を連想させます。
前述した光に翳して透かした時に見える地色のような深いブルーは表面にはあまり出ません。
光に透かした時に角度によって見えるこの青が非常〜〜に深く、眩惑されるような、ずっと見ていたくなるような引き込まれる色合いです。
このタイプは赤がそこまで(血赤なようには)深くないのも特徴かも知れません。
比較的、標準的なレンガ色のオレンジがかったブラウンのサフィレットです。
光源を変えてみると、サフィレットは様々な特徴や色味を持っています。
普通に表面を光に当てると、グリーンがかったアクア系~淡いブルー、濃いブルーが合間合間に揺らめきます。
その輝きが真珠光沢様のシェルのような色味に見えています。
こんなところから、たまにサフィレットがイリディッセントガラス(ラスター彩色の虹彩ガラス。実際にこのような色味が出るサフィレットは、
表面の塗装を施した虹彩ガラスや、水晶やガラスに白蝶貝を裏張りすることで揺らめくような輝きを出すダブレットではなく、フォイルバック=ミラーバックのボクソールガラス)と誤認されていたりもします。
サフィレットの裏側に箔があってもなくても、サイドから光に透かすとベースのブルーのクリスタルガラスの地色が見え、その濃淡も判ります。
アンティークのサフィレットの作り方自体は、本物の金をクリスタルガラスに混入させた赤色のルビーガラスと同じように、サファイア(色のブルーの)ガラスに金の粉末だったり、あるいは溶かしたゴールドを混ぜ込んでいて、それが偏色効果をもたらしているとされているのですが、これはルビーガラスに金が用いられていることやサフィレットの見た目からの想像で、実態は昨今のリプロの変色ガラスと同じ、金入りのピンクガラスの温度をコントロールすることによる発色かも知れません(サファイアガラス部分がサフィレットの青で、サフィレットの茶色がゴールドなわけではない)。
近年の変色ガラス自体も、失敗から生まれたものと制作方法の発見者と思われる方のブログ(グラスクラフト様)にはありますので、元々はサフィレットもピンク色のガラスを焼成する段階での失敗から出来たものだった可能性があります。
ムーンフェイスもやはりボクソールが美しいです。
濃い色合いのマットなフロスト加工のサフィレットと状態の良い箔の組み合わせの美しさは特筆すべきものがありますが、特に月のメタリックに輝くイメージにはこれ以上ないと言っていいくらいマッチしています。
古いサフィレットでパーフェクトに箔まで残っているものは稀ですが‥。
月のジュエリーと言うと、プレーンに白であればロッククリスタル(水晶)、青のブルームーンをイメージしたムーンストーンと、概ねアンティークの相場は決まっています。
赤い月をイメージしたムーンフェイスは宝石にはほとんどなく、オレンジやイエローのチェコガラスにあるくらいで、不思議と少ないです。
現実でも紅い月は稀に見られる程度ですが、赤い月と青い月を同一の(石も含む)ガラスでイメージしたムーンフェイスはサフィレットの青と赤(茶)が最初で唯一かも知れません。
ちなみに、アンティークの箔は水銀を用いているので、同じ方法での張り直しは難しいですが、アンティークでは箔の上に装飾のために塗りを重ね、表には金色の裏地のみが出ます。
サフィレットやサフィリーンと、サフィレットカラーの変色ガラスとの識別方法としてフォイルの有無が挙げられ、実際にまだバックフォイル付きの変色ガラスはないようですが、スワロフスキーに代表されるように市販品にフォイル張りはありますし、以前は日本でも海外製のフォイル張り直しのキットが市販されており、バックフォイルの有無で本物か否かの判断は出来ませんが、剥がれ方である程度判断することは出来ると思います。
箔の質感で言いますと、ヴィンテージのサフィリーンとアンティークのサフィレットの間にも差異があります。
ヴィクトリアンの量産品の型抜きブローチ(この頃の製品になると、同じ金属製のリンクが連なっているブレスレットやネックレスのプレートも型抜きです)で、極めてサフィリーンに近い色合いと、古い色合いのサフィレットが混在しているものがありますが、箔は古いものなので、識別は可能です。
恐らく1900年に入ってから作られたもので、淡い色調が好まれる時代の一部のローズカットのサフィレット等には、サフィリーンとさして変わらないような淡い色合いのものもあります。
リプロダクションにカメオやインタリオはまだないようですので、こちらとは関係のない話ですが、ムーンフェイスの裏を見てみると、古い塗りの金が少し剥がれています。
台座は19世紀のオリジナルのサフィレットブローチと思われますが、ファセットカットの石(やガラス)を留めるような爪で留まっており、やや顔の位置が横にずれています。
大きさは恐らくサフィレットのムーンフェイスでは最大クラス。
爪留めなので実寸が測れますが、19.93mmあります。
キャビアスプーンのトップのサフィレットは大体17mmですので、並べるとけっこう大きいです。
状態は概ね良いですが、縁周りにに数か所の欠けがあります。
表面の顔部分は針先程の傷以外はほぼ傷気はありません。
台座は元は金メッキの真鍮製ですが、金メッキはほとんど剥がれ落ち、爪等の脇に微かに残る程度で、美しいアンティークゴールドカラーになっています。
元々台座の金属部に傷や欠けなどの欠損はありませんが、別頁に記載の通りコンバージョンと言われるリメイクアイテムです。
同色のC型の留め金具部分と針は真鍮製のオリジナルと見られ(針と土台は除去済み)、リメイクの発端となった針の留め具のみ銀色のネジのようなものでリペアした様子が見られました。
台座はリメイクの際に磨き済みで、概ね綺麗です。
ヴィクトリアンの丸カン(既製品一つ、サフィレットブローチの台座の加工品の丸カン一つ)を付けています。
②ネックレス
クラスプがなくても掛けられる長さですが、ヴィンテージ品の12金ゴールドフィルド(薄くなっていますが刻印あり、つまみのない古いタイプ)が取り付けられているしっかりした作りです。
ロザリオが頭から掛けるには短い場合、ロザリオの状態のままチェーンの間にクラスプを付けて、Y字型のネックレスになっていることもありますが、このネックレスはアールデコ調の長さでクラシックな雰囲気になっているので、洋服には合わせやすいです。
◆状態等
・金具のチェーンは金メッキかゴールドフィルド(サフィレットのロザリオの場合はほぼゴールドフィルド)でかなり剥がれているが、地金は真鍮なので、特に気にはならない
・コネクター部分とクロスの金具が欠損
・コネクターとクロスが抜けているのみで、ビーズの欠損はなく、チェーンの欠損もないように見えるため、同時代のパーツを用いて元のようなロザリオに作り替えることも可能
・ビーズの穴周りの目立つ欠けが2ヶ所
・ビーズ一粒がピンクサフィレット(オリジナルかは不明)
・ビーズは有料で替えも承ります
・ビーズの小さな傷や汚れはあり
・カットは比較的シャープ(ランダムカットのいびつなタイプではないラウンド)
・ビーズは59粒揃っており、大きなビーズのキャップも欠品なし
◆サイズ
ビーズ小 大体〜5.8mm・6mm弱、最大6.04mm
ビーズ大 大体〜7mm弱、最大7.03mm
何かありましたらご質問下さい。